2005年1月28日@HELSINKI
インタビューwith Janne and Henkka

INTERVIEW:Captain Wada/Tammy PHOTO:Tammy
メンバーインタビュー第六弾!
今回は久々のJanne、そしてこのサイトでは初のHenkkaにインタビューを行ってきました。
そしてインタビューのプロ!キャプテン和田さん直々のインタビューとなってます。
<<JANNE and HENKKA@JANNE'S STUDIO>>

●さて、Children Of BodomのJanneとそしてHenkkaにお話を伺いたいと思います。

去年1年間は凄くツアーが忙しかった訳ですけれども、アメリカツアーはやる度に盛り上がってきて、どうだったでしょうか?
3回のツアーも非常に盛り上がったと思いますがアメリカツアーの話しから聞かせてください。
JANNE(以下J):3回のツアーで俺達がオープニングを務めたバンド達は、スタイルもジャンルも違っていたんだけれども、観客からはいいリアクションがあったよ。バンドやファンのスタイルやジャンルが違ったにもかかわらず、やる度にオーディエンスの反応も良くなってきたね。

HENKKA(以下H):1回目のツアー、正確には以前やった2、3箇所でのライブを除けば、これは俺達にとって初のアメリカツアーでもあった訳で、ほとんど何もない所から始まったんだ。だから、ツアーをやる度に良い反応を見る事ができたのは凄く良かったし、何度もツアーを行った意義があったね。

J:アメリカのマーケットは厳しいから、それこそ何度もツアーを行っていかないと認識してもらうのは難しいんだ。俺達のアメリカのレコード会社からも、ツアーをやった後、前よりも良いセールスの結果を出しているって聞いたよ。
●確実にChildren Of Bodomのファンは増えているということでしょうか?
J&H:そのようだね。
●北欧のメロデス等が非常に力を持ってきているとアレキシなんかも感じているようですが、アメリカのマーケット中でもそういう勢いを感じることはあったでしょうか?
J:特にスウェーデンやフィンランドからのバンドはヨーロッパの中でも人気が出ているし、それらのバンドはアメリカツアーも行ってきていて、それなりの反応もあったようだしね。

H:アメリカではこういう音楽をやっているバンドはいないようだから、北欧からこういったバンドがアメリカにツアーに行けば盛り上がるよね。In Flames、Soilwork、Children Of Bodomとかね。彼等はこういう音楽を北欧の音楽スタイルだと言って、アメリカでは真似できないってね。

J:特にメロディの部分ではね。アメリカではもっとハードコアなものはあるけれど、メロディがそれ程ないし。だからこういった音楽が北欧の音楽と言われるんだろう。
●やはりアメリカの方でも若いバンド達がヨーロッパナイズされてきたというか、ギターのフレーズ等もかなりメロディが組み込まれてきていたり、ゴシック的なバンドも最近出てきているし。逆に言うとアメリカのバンドが北欧のバンド達に感化されてきているところもあるんではないかと思うのですが、どうでしょうか?
J:俺はアメリカのバンドが北欧っぽい音楽をやっているのは気付かなかったけど、でも。。。

H:でも一方で、SHADOWS FALLKILLSWITCH ENGAGEのようなバンドも北欧スタイルのバンドとして人気が出てきているよね。

J:ああ、そういうことならそうだね。理解できるよ。俺達からしてみればアメリカ的なサウンドだけど。

H:ゴシック系のバンドでは、、、うーんわからないけど。。
●エバネセンスとかもゴシックな雰囲気を持っているしね。
J&H:あ、そうだそうだ。

J:でもメインストリームだからね。。次元が違うな。アハハ(笑)
●さて、そんな感じで去年はアメリカツアーも非常に忙しく、1年中ライブで動いていた訳ですが。そんな中、シングルをリリースしましたよね。ツアーがあった訳だからシングルを出さなくても良かったとも考えられるのですが、出した理由というのはあったのでしょうか?
J:まず、最も大きな理由というは、ツアーが長かったせいもあり、他のファン達に俺等はちゃんと活動しているという意味でリリースしなければならなかったんだ。
それに、アルバムの前には毎回シングルを必ずリリースしてきているし、それがこのバンドの決まりなんだ。

H:で、今回は世界中でも発売できるようEPにした。SINGLEだとフィンランド国内のみになってしまうからね。

J:それと、毎回カバーソングも入れるようにしているんだ。いつもアルバムの前に出しているものを、今回も出したということだね。
●このTrashed, Lost and Strung Outですが、サウンド的に今までのChildren Of Bodomとは違う音を持っているように思います。そういう意味では「いつも同じところにとどまりたくない」というようにアレキシはいつもインタビューで答えてくれるけれども、私もこのシングルを聴いて今までのChildren Of Bodomとは違う、荒い、というかワイルドな印象を受けましたが、その辺りについてはどうでしょうか?
J:俺も同じように思うよ。俺達の音楽は常に、更にヘヴィーに、更にストレートに、更にアグレッシブに進化していると思うし、アレキシも言っているとおり同じ場所にとどまらず、常に成長することでChildren Of Bodomがリリース毎により良いものを出していけてるんだと思う。それは今の所は凄く良いと思う。この良い状態が永遠に続くかどうかはわからないけど(笑)でも今はこの方向で非常に満足しているよ。

H:俺も新しければ新しいもの程、気に入っているんだ。Hate Crew Deathrollは最高だったし、Trashed, Lost and Strung Outは更に好きだよ。バンドメンバーにとって前に進んで行くことは非常に重要だと感じている。ただ、一ケ所にとどまることは良くないと思っているけれど、だからと言って「これは前にやったようなものだからやめておこう」というように考えてやっている訳ではないんだ。出てきたものそのものなんだよ。それが何故かこういう結果となっている訳で。
●計画してやっている訳ではないということですね?
J:そういうことだよ!(方向性について)計画もしないし、考えたりもしない。ただ俺達から自然に出てきたものなんだ。「オイ!これやってみようぜ!」「オー!いいじゃん!」みたいな感じでね。

H:いつもアレキシがスタジオにリフを持ってきて、時々「なんじゃこりゃ??変わってるね〜。でもいいかも。」みたいなのもあったりするんだけれど「じゃあやってみるか!」って、更につめて行くというのが俺達のやり方なんだ。だから「これは以前やったからやめておこう」と話し合ったりすることはないよ。

J:変なようだけど。。俺達は音楽のスタイルについて一度も話し合ったことはないんだ。ただ出てきたものをやるだけ。

H:試してみてよければ、やってるだけだよ。
●この方向性というのは次のアルバムに活かされていくという風に考えてもよいですか?
J:そう思うよ。いつもそうだけど、アルバムの前に出すシングルは、その後にリリースされるアルバムからの何かしらを伝えているからね。

H:通常シングルはその後リリースのアルバムの曲全てを平均したようなものが多いかな。通常はね。

J:で、通常シングルの1曲目は、アルバムの中の「最も保障できる基本的なChildren Of Bodomの曲」になるんだよね(笑)アハハ(笑)

H:アハハ(笑)でも一方で、2曲目のKnuckledusterはTrashed, Lost and Strung Outとは、かなり違ったタイプのサウンドなんだよね。だから。。
●その中間って感じになるんでしょうか?
H:そうそう、だから多分その2曲の間をとったようなサウンドになると思うよ。
●もちろん平均だからと言って、全てがTrashed, Lost and Strung Outのような曲になる訳ではないですよね。色んなスタイルの曲があって。
J&H:うん、ただ平均的な曲という意味で。
●どの辺りまでアルバム制作は進んでいるのでしょうか?
J:アレキシが手首を怪我したから、若干遅れているよ。ただ、彼の頭の中にはたくさん曲のアイデアがあるんだけど、怪我する前にリハーサルするチャンスがなかったんだ。

H:うん。そういう訳で、今はアレキシの手もそんな状態で弾くことができないから、リハーサルはやっていないけど、彼自身は自宅で作業しているよ。多分、今日あたりギブスを外せると思うから、来週からリハーサルに入る予定だよ。
●アレキシの怪我の事は、ファンにとっても非常に心配な事なんだけど、それは大したことではなかったんでしょうか?もう大丈夫なんでしょうか?
J:うーん、手首の一部の小さい骨が折れてたんだけど。。最初は(切って開いて)手術をするか、しないかを検討していたんだけれど、結局手術はしなくてもいいってことになったんだ。もうギブスをして1ヶ月たつから大分良くはなっているはずだよ。手首〜腕はギブスをしているけど、指は動かせるから練習もしているしね。医者もギブスを外せばすぐにギターが弾きはじめられることを祈ってる。
●ということは、ニューアルバムのプランも今までの予定よりも少し先になるという様なスケジュールでしょうか?
J:昨日マネージメントと打ち合わせをし、今日日本のユニバーサルと打ち合わせをし、明日再度マネージメントと打ち合わせをしてリリースの日程を決定するよ。(当初の予定から)遅れないかもしれないし、少し遅れるかもしれない。でも俺達もレコード会社も予定どおりリリースできることを求めてるよ。もし遅れるとしても1〜2ヶ月だと思う。

H:スタジオには4月から6〜7週間入って、恐らく夏前にはアルバムは完成すると思うよ。後はビジネスサイドの話も含めた上でリリースが決まると思う。
●アルバムのリリース後はまたツアーになると思いますが、日本はもちろんとして、やはりまたアメリカという事も考えられると思います。その辺りはメンバーとしてどういったビジョンを持っていますか?
J:それについてはまだ未定で、リリースについても決まってないんだ。昨日のマネジメントとのミーティングでは、アルバムをリリースした後の場合としてない場合両方の状況において、次のツアーをどういうものにしていくかの新しいアイデアもいくつか出たんだ。もしかするとアメリカからツアーを始めるかもしれないし、そうじゃないかもしれない。まだ決まってないよ。ただ1つ前回と違うのは、初のヘッドライナーとしてツアーを行うってことだね。
H:オープニングではなくてね。次回はヘッドライナーでまわるよ。

J:それが俺達にとって、新しいことかな。ファンにとってもだね(笑)

H:凄く怖いよ(笑)

J:恐ろしい考えだよね(笑)アハハ(笑)
●ヨーロッパでは夏のフェスティバルとかも決まってきたようですね。当然アルバムリリース後はこのヨーロッパのフェスティバルから始めることになると思いますが、今年のフェスティバルはどうなるでしょうか?
H:アルバムの発売自体は夏のフェスティバル以降になる予定だよ。
●リリースは夏以降ということですか?
H:ああ、音源としては夏前に準備が終わっているだろうけど、リリースはね。

J:レコード会社のその他諸々の作業があるからね。それは最低3ヶ月位必要だから。
●ということは8月、9月辺りということですね?
J:(当初の予定では)8月という予定だよ。

H:いずれにしろフェスティバルには出るよ。ヨーロッパ、フィンランドでね。多分10位かな。

J:うん、今年はそれ程多くはないよ。去年たくさん出たからね。去年出なかったいくつかのフェスティバルのみだね。今の所決まったのは、フィンランドで4つ、その他ヨーロッパ内で4つだったかな。
●今この時点で、アルバムのタイトルとか内容については話せる段階ではないと思いますが、お二人の気持ちとして何かありましたら教えてください。
J:今の段階では何もわからないけど、俺はとても自信があるよ。
実は面白い話でね、数週間前に俺とアレキシで短い旅行をしたんだけれど、その時にバンドの状況について(もちろん酒を飲みながら)語ってたんだ。アレキシは「次のアルバムはちょっと自信がない。だってHate Crew DeathrollはFollow The Reaper程、売れなかっただろ。」って言うんだ。俺は「え!?違うよ。Hate Crew Deathrollの方が売れたの知らないのか?」って教えたら、「な〜んだ!そうだったのか。だったら次のアルバム制作には自信が湧いてきたぞ!」って(笑)奴がそう思い込んでたのには笑ったよ。
とにかく俺も次のアルバムは自信があるし、アレキシとも曲作りの話しをしていて、彼も気持ちよく曲作りが進んでいるようだし、俺達全員が来週から始まるリハーサルを楽しみにしているんだ。
●以前のアルバムが売れたとか売れなかったとかというのは、あなた達の気持ちにやはり影響があるんでしょうか?
J:確かに少しはそういうところもあるよ。これまでは毎回、後のアルバムは前のアルバムよりも売れているからね。これでもし前のアルバムよりかなり売上枚数が落ちてしまうようなことがあるなら、某バンド(!)のやっているようなことをしなければならなかったりしてね(笑)

H:動機付けになるという意味でね。アルバムが売れれば、次のスタジオではもっと頑張らなきゃって思うけど、売れなかったら落ち込むからね。

J:さっきも言ったけど、皆が来週からのリハーサルに凄く興奮しているよ。YEEAAH-----!!!(笑)楽しくなるよ!
●日本のファンがChildren Of Bodomに何を求めているか、どんな曲が日本のファンが好きかっていうのは、何度もツアーに来ているのでわかっているのではないかと思うんですが、そういうものがまた次のアルバムに入るのではと私は期待していますが。
J:いや、実はわからないよ。

H:Hate Crew Deathrollが売れたから、それが人気があるっていうのはわかるけれど。

J:俺達が感じていることでは、日本のファンがテクニカルなものを好んでいるというのも1つあるね。
●日本のファンが好きなのは、前のアルバムで言えばやっぱりNEEDLED 24/7、その前で言えばHATE ME!が当然好きだろうし。オーケストラヒットがばんばん入っているのも好きだしね。その辺りはいいんじゃないですかね?Children Of Bodomの魅力としては。
J:アハハ(笑)オーケストラヒットね(笑)。
もちろんアメリカやヨーロッパでもNEEDLED 24/7やHATE ME!は人気のある曲で、Children Of Bodomの代表曲達だからね。
●Children Of Bodomと言えば、カバーが面白い、意外だという所がありますが、昨日もスタジオでまた意外な曲をやってましたね。SKID ROWのYOUTH GONE WILDならぬTOOTH GONE WILD(笑)。これはどういった形で使われそうでしょうか?
(TOOTH GONE WILDはVocalにALEXIとSEBASTIAN BACH、GuitarにALEXI、DrumがJASKAとのこと。現時点ではまだSEBASTIANの声は入っていない。YOUTH GONE WILDの歌詞を変えて歌っている。)
J:これはChildren Of Bodomからはリリースはしないと思うよ。これは特別にレコーディングしたもので、もしかすると、実際に歯を失ったRALPH(元DEATH〜ICED EARTHのG.で現在SEBASTIAN BACHのG)がアメリカで発売するかもしれないけどね(笑)
でもこれまでやったカバーの選曲もとても気に入っているよ。予想通りのものではなくて。
●という訳で、今後は次のアルバムに向けてリハーサルに続くリハーサル、ここ数ヶ月はそうなりそうですか?
H:今後2ヶ月はリハーサルスタジオで凄く忙しくなるよ。で、もちろんその後の月はスタジオに入るし、忙しくなるね。でもとても楽しみだし、期待しているよ!

J:リハーサルスタジオでは、曲作りしている時が凄く楽しいんだよね。半年位休んだ後にツアーが控えていて練習しなければならない時は面白くないんだけど、新しい曲をやる時は楽しいよ。
●レコーディングスタッフは今回どうなるんでしょうか?前回とはあまり変わらずということでいいんでしょうか?
J:MIKKO KARMILAにレコーディングとミックスしてもらう予定だよ。

H:でもFINVOXXではなくて、家を借りてレコーディングするんだ。

J:ドラムのみFINVOXXで録り、その後は家を借りてね。

H:MIKKOが自分の機材を持ち込んでレコーディングし、FINVOXXでミックスを行うんだ。
●わかりました。まだ具体的に曲が出来上がっている状態ではないと思いますが、ある程度の曲があると考えていいんでしょうか?
H:いや、完全に終わっているのはKnuckledusterとTrashed, Lost and Strung Outのみで、後は全てアレキシの頭の中だよ。アメリカツアーで幾つかリフを聴いたりもしたけど、今では変わっているだろうし。
●この2曲はアルバムに入るんでしょうか?
H:Trashed, Lost and Strung Outは入れるってことで合意したと思う。
●Knuckledusterは入らないということで。
H:確かKnuckledusterはEPのみという約束だったと思うよ。
●アルバムリリース後、来日はいつ頃する予定ですか?
H:できるだけ早く!

J:昨日マネジメントと話し合った時も、リリースの日程にもよるけど、日本にはできるだけ早く行ければってことになったんだ。俺達もそれがいいと思う。前回のツアーからはかなり時間がたっているし、インタビューでも言ったことがあるけど、あの年は日本に2度も行くことができて最高だったってね。

H:次のツアーは日本が最優先されるだろうと思う。アメリカツアーやヨーロッパツアーが長くなってしまって、前回の日本公演からも時間が空いてしまったから。日本だけしばらくの間、行ってないんだよね。

J:日本のファンの前でなかなかライヴが出来なかったことについては、本当に悪いと思ってる。アメリカツアーはやらなければならなかったことで、時間もかかってしまったけれど。俺達全員がなるべく早く日本に行ってライヴをやりたいと思ってるよ。
●では久しぶりだと思いますが、日本のファンにメッセージをお願いします。
J:さっきも言ったけど、できるだけ早く日本に行けることを願っているし。。。

H:ツアーするには最高の場所だからね!

J:ツアーするにも何にしても最高の国だし、俺達を待ってくれている間はTrashed, Lost and Strung Outを聴いていててください。
●ありがとうございました☆
H:アリガトー

J:アリガトゴザイマシター